スピナーズ・じじです。
今朝UPした記事の日付を間違えておりましたので再UPいたします。
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2月20日(水)午後一時から、東京・永田町の参議院会館で「原発事故こども被災者支援法の具体的施策を求める院内集会(以下、支援法 と表記します)」が開催されました。
呼びかけは、詩人の中村純さんです。
中村さんのことは、関西の方ならよくご存知かもしれません!
中村さんと避難者仲間の皆さんの著書「3.11後の東日本で起きたこと 避難移住者たちの手記」は、私と仲間が運営する避難ママカフェ「たまつくりkafe」でも多くの方に購入していただいています。
... この書籍の売上は、避難してきている子供たちの定期検診のために使われています。
今回の支援法に関する集会のことも、フェイスブック「内部被曝から子どもを守る会 関西疎開移住(希望)者ネットワーク」で知りました。
◆支援法は、昨年から、こども福島さんや数名の国会議員さんたちが奔走して、国会で既決させた、唯一の「避難者と子供たちを守るための法律」だ、と私は認識しています。(ちがってたらごめんなさい〜〜)
でも、この法律の条項は「避難者さんひとりひとりの声によって、これから具体的に決めていくもの」です。
昨年中も日本各地で「公聴会」が開催され、多くの意見が環境庁に寄せられました。
しかし、未だその声は条項に反映されず、国家予算も一円もつかないままに・・・。
この現状を打開しようと、中村さんと京都の避難者さんたちが動き出しました!
支援法は、今、避難している人と子供たちの命を守り、立場を守り、暮らしを守る法案です。
でも、実際にはこの法案は、万が一、今後日本の原発のどれかが再稼働して、また事故を起こした時に、何万、何十万の人を救う法案でもあるのです。
中村さんと、共に行動する方々は、自分たちのためだけに動いているのではない、と私は感じています。
未来のすべての人のために、この法案を実のあるものとせねばならない!と使命を感じて動いてらっしゃると思うのです。
私もできれば集会に参加したかったのですが、スケジュール的にきつくて断念しました。
でも、かわりに関東在住のNO NUKUS SPINNER'S ACTIONメンバー・青島さんに参加してもらうことができました!!
以下、青島さんから簡単ではありますが、当日のレポートをいただきました。
中村純さんから公式報告も近々発表されると思いますが、その前に、当日の様子を簡単にお伝えさせていただきます。
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仕事を抜けて、院内集会行ってきました。
しかし、議員会館があんなに立派ですごい建物になっていたとは知りませんでした。
西日本へすでに避難しているお母さんたちの悲痛の声が、果たして彼らに届いたか・・・。
とにかく行動した今回のお母さんたちはすばらしいと思います。お母さんたちの他に、マスコミ、宗教者の方々、各団体の代表、議員さんが5名程度参加されていました。
途中からの人が入ってきて、席はかなり埋っていたと思います。
↓ユーストリームで院内集会の様子が見れます。
http://www.ustream.tv/recorded/29419987
特に最後のほう、画家でジャーナリストの増山レナさんの意見で、みんな涙していました。
私たちの意見を代弁してくれて本当に感謝です。なんだか少しすっきりしましたが、戦いはこれからですね。
まだ東日本にいる、避難したい家族や、政府の話「健康に被害ないので、普通にくらしていい、福島は安全」などという話を信じている方々にもっと意識を高くもっていただき、
日本の嘘に気づいていただき、どんどん行動していく人が一人でも増えたらという気持ちでいっぱいです。
会場で資料に配られた冊子「子ども被災者支援法に実現する私たちの補償と権利〜 避難移住者たちの手記 第2集」が大変よかったですので、ぜひ皆さんも読んでくださいね。
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青島さん、お忙しいなか集会に参加してくださって、本当にありがとうございました!!
*ユーストより
【院内集会の目的と性格】
かつて東京で動き、今は避難先の京都で活動している中村さんからの呼びかけで原発事故子ども・被災者支援法実施へ向けての院内集会が開かれます。原発事故子ども・被災者支援法議員連盟の事務局長も務める川田龍平議員事務所が省庁等の準備を進めてくださっていると聞いています。
*ユーストは3時間あります。集会は2.5時間ほどです。
全体に音声が聞き取りにくく、とくに省庁職員の返答が聞き取りにくいです。
避難ママたちの意見は1時間20分あたりから始まります。